我、京大生ぞ

現役京大生の雑記。メインテーマは大学受験とプログラミングと英語と京大の日常

留年のメリット・デメリット


どーも、留年に憧れている男、京大生ブロガーのゲーテ(@goethe_kyodai)です。


最近、留年した同期や先輩の生き生きしてる姿を見て、なんだか楽しそうだなあ、俺も留年したいなあ、という危険な思想に取り憑かれてきました。


人生を謳歌してる彼らの姿を見ると、世間では留年=悪という認識が一般的なのだが、「もしかしたら留年のメリットって結構あるんじゃないか?」という疑問が頭から離れなくなってました。


なので今回は留年の意外のメリット・デメリット、そして僕が考える最強の留年法について書いてみました。


目次

 
 



メリット

モラトリアムを延長できる


人生において貴重な時間であるモラトリアムが、一年も伸びてしまいます。中高よりも(人によっては小学校よりも)自由に時間が多く使える、社会に取り込まれる前の大学生としての一年、苦労してでもかいたい社会人、多いんじゃないでしょうか?


社会人になると、留年できないので、(大学に入り直して留年するという強引な方法を除いては)留年し放題の(大学に在籍できる年数は限られているが)大学生のうちに留年するのもいいのではないでしょうか?

人間的深みが出る


人間、経験が多いほど人間的深みが出るものです。留年、それが悪いことでも良いことでも生かすも殺すも、少なからず留年せずに生きてきた人より、特異な経験を持っているという意味で、一枚上手です。


また、留年という良い方にも悪い方にも転がる博打のような経験をすることで、この将来予測不可能な時代、敷かれたレールに乗っていれば安定を手に入れるような時代で、サバイブする術を見つけられるかもしれません。

一学年分交流が広がる



一年留年すれば、留年せずに卒業する場合よりも、一年長く在籍することで、新入生と交流できるチャンスが広がります。


なかなか高校生のうちでは交流できない人たちと、大学に入学する年齢まで待つことで、交流できるチャンスを手に入れることができるのです。新人のフレッシュさを感じることはいいことですよね。

人生に対して楽観的になれる



一度留年してしまえば、吹っ切れてなんとかなるさーの精神が身につきます。世の中意外とシリアスに考えなくても、なんとかなるさーって軽い気持ちでやってけば本当になんとかなっちゃうことってありますよね。


また、楽観的になることで、余計に不安がることが減り、その結果ストレスも減り、楽しく人生を楽しめる脳を作ることができます。

デメリット

授業料、生活費が余分にかかる


やっぱ金!これがネックになって留年に踏み込めてない人、多いのではないでしょうか。国公立なら50万程度、私立なら70〜120万程度(医学部歯学部なら250万〜400万程度)。


プラス生活費も稼ぐとなると、私立ならバイトだけでは稼ぐの厳しいですよね。親に頭を下げるを得なくなりますよ。そうすると親に迷惑がかかる。


大学生になって色々自分でやって、自立への階段を登ってる最中に、親に依存している存在という事実を突きつけられてしまいます。悲しいことです。

落ちこぼれにみられがち



大学での単位って医学部とかを除けばとるのは比較的簡単なので、能力が足りなくて留年っていうのはないものなんですが、やっぱり落ちこぼれに見られてしまいます。


まあ、留年してる人の大半は就職浪人とか怠惰な生活を送っていて留年したとか、何かしら失敗したから留年した人が多いから、こういうネガティブなイメージがつくのは必然ですね。


起業で忙しいから留年、みたいな事例、少ないですものね。ちなみに京大では、怠惰な雰囲気が大学中に蔓延していて、一、二限ぶっち、雨だから全休、自主休講で7連休とか、当たり前の世界なので、留年した人に対して学生も教授も寛容です。


もはや留年が文化と化しています。留年するには日本で一番うってつけの大学ですね。

親に申し訳ない


さっきも書いたように、自分で授業料と生活費を稼げないなら、親に頼むことになります。


明確な理由があって、留年するなら良いですが、ただただ上手くやりきれなくて留年することになれば、金を払ってもらってる親に申し訳ない、と誰しもが思うはずです。

生涯賃金が減る



留年すれば社会人になってからの年数が減ることになるので、生涯賃金が減ります。そもそも病気も退職もせずに定年退職まで働けるかどうかもわからないものなのですが。

また留年する可能性が増える


留年をすれば、以下の理由により、次に進級できる可能性も少なくなります。

  1. 留年すれば、一学年下と一緒に授業を受けなければならないが、一学年下とは同期と違って仲良くなりづらいため、授業前のテスト勉強を一緒にする仲間がやテスト情報を流してくれる仲間を作ることができずに、情報量の差で留年しやすくなるから。
  1. 留年したことで、負け癖がついてしまい、一年留年したし、もう一年ぐらい良いか、と軽い気持ちで留年してしまうことがあるから。
  1. 大学に愛着が湧いて、少しでも長く留まろうとする。

就職に不利になることがある



日本の就職では、留年数+浪人年数≦2なら不利になることがないらしいですが、すでに二浪してる人は気をつけた方がいいです。やっぱりノーリスクで留年というのはなかなか厳しいようですね。


以上のようなメリット、デメリットがあるわけですが、皆さんはこれを見て留年したくなりましたか?僕はYESですね。


だけどやっぱり留年したくないって人も大勢いるはずです。やっぱりネックになるのが金ですよね、あと留年を一年だけで抑えられるかって問題。そこを踏まえて、不利益を最小にする、計画的にスマートに留年をする方法について考えてみました。

留年はこうやれ!最強の留年法

金は不労所得で稼げ


金はバイトやメルカリ、ブログやFXなどの不労所得でコツコツ稼いでください(雑)。


コツはバイトだけで稼ごうとしないことですね、やっぱりバイトって時給に制限がありますし、時間もとられる。


せっかく留年して一年分の時間を生み出そうとしてるのに、バイトで時間を取られては本末転倒ですよね。これで国公立の金ならなんとかなりそうですが、私立、医学部歯学部はなんとかならないと思います。


なんとかならなかったら親に泣きついて金をgetしてください。無償で金をくれるのは親ぐらいです


不労所得で稼ぐなら僕のオススメは資本金が少なくて済むブログやアプリ開発とかのネットビジネスですね。高いリスクを取らなくても良いから、金のない大学生と相性がいいです。

留年で不利益を被りたくないならむしろ単位はコツコツとれ


留年する前に、同期の友達がたくさんいて情報も回って単位を取りやすい時に、多く取るようにしてください。当たり前ですが、残った単位が多ければ多いほど再留年率は高くなりますからね。理想は一年で卒業まで1桁単位しか残ってない状態ですね。

一年使ってやり遂げたい目標を決めとく



せっかく生み出した一年を、無為に過ごしてはリスクをとって留年した意味がないですよね。目標といっても大仰なものじゃなくて良いです。


部活に打ち込みたいとか、海外で勉強したいとか。なんでも良いです。


とにかく一年留年してよかったと心から思えるような体験をしてください。また、起業とか海外留学だと、親から留年資金を貰える可能性が増えます。(それでも難しいと思いますが。)


充実した留年生活を送るには、一年を棒に振らないように、計画を立てて実行することが肝要ですね。ある程度自分を制御しなきゃ良い留年生活は送れないようですね。また、しっかりその計画を実行することで得るものも大きいと思います。


不労所得でそこそこ金を貸せければ、ビジネスの感覚も少しはつくし、それは社会人になってからも、少なからず役に立つはずです。


充実した留年生活を過ごすために、遊ぶのを我慢して単位を取るための努力をすれば、セルフマネジメント能力もつきます。

まとめ


「金さえなんとかなれば留年したいが、プライドが許せない」っていう人、少なくないんじゃないんでしょうか?正直そんな役に立たないプライド、捨ててしまえ、と思っちゃいますね。


だって留年して、振り返って留年したと思えるようなことができれば、プライド捨てれてよかった、て思うでしょう?どうかこれを読んだ人が充実した留年生活を送れますように。。。