我、京大生ぞ

現役京大生の雑記。メインテーマは大学受験とプログラミングと英語と京大の日常

英単語の覚え方!京大模試英語偏差値70超えの京大生が実践している暗記勉強法!


こんにちは、京大生ブロガーのゲーテ(@goethe_kyodai)です。


英単語の勉強、ないがしろにしちゃってませんか?


残念ながら英単語の勉強をろくにしない人の英語力は伸びません(笑)


英単語はそれくらい大事です。英単語は英語の基礎といってもいいでしょう。


しかし、英単語を覚えるのは退屈な作業です。量は多く、覚えにくいのもあるしどんどん忘れていく。


そこで、京大模試英語偏差値70超え & TOEIC900点台を達成し、15000語の英単語を覚えた僕が実践している、覚えやすく忘れにくい効率的な英単語の覚え方 を紹介します!効率重視の暗記勉強法です。
 
 
   

 
 
目次

 
 



英単語力をつけなければ英語力が伸びない理由

英単語力をつけなければ英語力が伸びない理由を説明しときます。理由を知っているのと知っていないのでは学習の力の入り方が違ってくるのでここは読んでください。


英語の4技能というのがあります。「書く」「読む」「聞く」「話す」です。これら4つすべての技能に英単語力が必要になってきます。


「書く」ためには英単語を組み合わせて書きます。豊富な語彙力があればそれだけ表現豊かな文章が書けます。英語のエッセイはパラフレーズ(言い換え)がよく求められ、語彙力が必要になってきます。


「読む」ためには英単語を知らなければ話になりません。慣れ親しんだ日本語の文章だと、知らない単語があっても意味が取れてしまうんですが、英語だとそうはいきません。知らない単語が1割でもあってしまうと全く意味が取れなくなります。


「聞く」ためには英単語の意味と発音を知らなければ全く聞き取れません。ただでさえ英語は聞き取りづらい言語なのに、知らない単語が一つでもあるとそれだけで全く意味不明に聞こえます。理解のハードルは読む以上でしょう。


「話す」ためには知ってる英単語を上手に組み合わせて話します。書くのと一緒で、語彙力の豊富さが会話表現の豊かさに繋がります。あとあんまり幼稚な英単語ばっか使ってるとネイティブにアホだと思われます。

このようにどの力を伸ばすとしても盤石な英単語力は必要不可欠です。
 

効果のない英単語の覚え方

一回で覚えようとする


よく、忘れないようにと、一回目で時間をかけて英単語を完全に暗記しようとする人がいます。


それは時間の無駄です。


なぜなら人間というのは忘れる生き物です。「忘却」というのは生物学的に人間に不可欠な機能なので、忘れることは仕方ないです。


なので、「忘れることを前提とした暗記法」を実践しないと効率が落ちます。

見るだけで覚えようとする


英単語をジーっと眺めていても頭には入りません。


書くのも同じです。


同じ英単語を何度も書いたところで頭に入っていきません。


「読む」「書く」みたいな一種類の刺激で反復して覚えようとしても、覚えられません。

覚えた英単語を使わない


英単語というのは覚えた瞬間からどんどん頭から出ていきます。


出ていかないようには、覚えた英単語を思い出さなければなりません。その方法の一つが「覚えた英単語を使うこと」です。


一回覚えた英単語を引き出して使うことで、英単語の忘却を阻止する作業をしない人は、どんどん為すがままに英単語を忘れていきます。

時間をかけて覚えようとしない


「一回で覚えようとする」人によくありがちなことで、時間をかけて覚えようとしない人がいます。


英単語暗記というのは、どんな上手い勉強法でも、時間をかけなきゃ覚えられません。


これから私が紹介しようとしているのは「覚えやすく忘れにくい効率的暗記法」であって、「短時間で英単語を覚えられる方法」ではありません。


私が紹介する暗記法を実践すれば、「英単語暗記にかける時間がちょっと減る」だけで、英単語を覚えるのには時間をかけることは避けられません。


巷では「短時間で英単語を覚えられる方法」がいたるところに出回ってますが、そんな方法で覚えても一時的には覚えられますがすぐに忘れます。「覚える」基準がかなり低いのです。


本当に英単語を覚えた、と言えるレベルは


「最後に触れたのが1年前だけど、即座に意味・発音を思い出せる」


です。このレベルを目指しておけば、覚えた英単語は「使える」レベルになっています。

 

英単語の覚え方

語源・接頭辞・接尾辞を学ぶ


英単語を全部丸暗記なんていう効率の悪いことをしていませんか?


「語源・接頭辞・接尾辞」を学ぶと英単語を丸暗記しなくてもよくなります。


英単語を勉強する際に一緒に学んでおくと、多くの英単語を丸暗記しなくても済むようになるのが、「語源・接頭辞・接尾辞」です。


例えば、「extract」という単語の語源は、【接頭辞】ex(意味:外に)+ tract(意味:引っ張る)です。


もう一つ例を出すと、「computer」という単語の語源は、compute(意味:計算する)+【接尾辞】er(意味:物)です。


多くの英単語はこのように語源を調べると、【接頭辞】+ α +【接尾辞】という構成になってます。


このように英単語をより小さな最小単位に分けて理解して、効率的に英単語を暗記できるのが「語源・接頭辞・接尾辞」の力です。日本語で言えば部首みたいなものですね。アメリカの小学校ではこの語源を教えるそうです。


これを知っていれば、「ex」がついてるから「外」に関係する単語なのかな?と、知らない英単語でも意味を類推できるようになります。


知っている単語でも「接頭辞・接尾辞・その他」に分解して理解していればより忘れにくくなりますし、何より無味乾燥な丸暗記をしなくて済むようになります。


ただし、「接頭辞・接尾辞・その他」に分解できない英単語もたくさんあって、それだけは丸暗記しなきゃいけません。逆にいうと、「接頭辞・接尾辞・その他」に分解できない英単語だけ丸暗記すればいいんです。


さらに英単語を「語源・接頭辞・接尾辞」で覚えると、ネイティヴの英単語の理解の仕方やイメージなどの英語の感覚的な部分も養うことができます。


そしてその「語源・接頭辞・接尾辞」を学ぶのにオススメの本が「INSTANT WORD POWER」です。洋書ですが洋書にしては語彙力はそれほどいらなくて、スラスラ読めます。


 
 
難しし単語を学びたいならこちらもオススメです。「語源・接頭辞・接尾辞」を学べますが、「INSTANT WORD POWER」より3段階くらい語彙の難易度が高いです。
 
   
 
まとめると、「語源・接頭辞・接尾辞」で覚えようとし、それでも覚えられない英単語は丸暗記する、というスタンスが一番効率が良いです。
 
 
まとめ

  • 英単語の「語源」を知ることで丸暗記する必要がなくなる
  • 基本的に、英単語は「接頭辞・接尾辞・その他」に分解して覚える
  • 「接頭辞・接尾辞・その他」に分解できない英単語は丸暗記する
  • この方法だと覚えやすく忘れにくい

 
 

全ての英単語を同じレベルで覚えようとしない


全ての英単語を「読んで意味がわかる」「書ける」「聞き取れる」「発音できる」まで勉強してはいませんか?


全ての英単語を「読んで意味がわかる」「書ける」「聞き取れる」「発音できる」ようになるレベルまで持っていく必要はありません。


英単語の中でも、「スペルが書けなくても困らない英単語」というのがあります。「misanthrope」「chirography」「incongruous」のような日常会話ではあまり出てこない英単語です。学術用語や専門用語などのあまり使わない、目にすることもあまりない英単語などです。


日本語でも、「魑魅魍魎」や「跋扈」や「壺」という漢字を正確に書けなくても困らないですよね?「スペルを書く機会がほぼない」ような英単語のスペルはおぼえなくてもいんです。


そういう英単語は「読んで意味がわかる」レベルまで持っていけば十分です。書けなくてもいいし、単語によっては聞き取れなくていいのもあります。


逆に、日常会話でも英文でもよく出会う、よく使う英単語は「読んで意味がわかる」「書ける」「聞き取れる」「発音できる」ようになるレベルまで持っていく必要があります。


「understand」や「difference」のような日常会話でも英文でもよく出会う英単語です。中学英語で習う英単語はだいたいそうです。


このように、英単語の学習レベルをわけて覚えると、覚える量が少なくて済みます。
 
 

まとめ

  • 「書く機会がほぼない」英単語はスペルを書けるようにならなくてもいい
  • よく使う英単語は「読んで意味がわかる」「書ける」「聞き取れる」「発音できる」ようにする
  • 英単語を学習レベルに分けると、覚える量が減る

 
 

絵で英単語のイメージをつかむ

 
 



英単語の意味を確認

英単語の絵を見てイメージをつかむ


 
 
これだけでかなり忘れにくくなります。「英字」という無機質な文字だけの情報に、「絵」という情報が加わるからです。


この手順を繰り返し、「英単語」を見てすぐに「英単語のイメージ」を思い浮かべられるようになれるレベルまで持っていきましょう。


それができれば、さっきとは逆の
 
 



英単語の絵を見る

英単語の意味を浮かべる


 
 
という手順を繰り返して、「英単語のイメージ」を見てすぐに「英単語」を思い浮かべられるようになれるレベルまで持っていけましょう。


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これらができれば、「英単語」と「英単語のイメージ」があなたの頭に完全にインプットできてるでしょう。


「英単語」と一緒に「英単語のイメージ」を覚えれば、かなり実践で役立ちます。


なぜなら、「文字」から英単語を思い出さなければならない場面は英文を読んでるときくらいで、見えている「モノ」や「画」から英単語を頭に思い浮かべなければいけない場面の方が日常では多いからです。


「dog」という文字を見て「犬」という意味を浮かべなきゃいけない場面より、「走っている犬🐕」や「頭に浮かんだ犬🐶」などのイメージから「dog」と反応しなきゃいけない場面の方が多いんです。


あとこの「英単語」と「英単語のイメージ」を一緒に覚えるという方法のメリットはもう一つあって、それは「日本語を介さない」ということです。


この方法で覚えると、「英単語」から「英単語のイメージ」を想起するとき、または「英単語」から「英単語のイメージ」を想起するとき、間に日本語を入っていません。日本語を介さないように覚えるべきです。


日本語を介さないので、その分英単語が出てくるスピードが速くなります。特に会話では、スピードが命取りになるので大切になってきます。


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英単語のイメージっていうのはどの英単語帳にも載ってる訳じゃありません。


そこで英単語を絵で覚えられる良いサイトを紹介します。それがこれです。


park1.wakwak.com


割と難しい単語をカバーしてるのが嬉しいですね。


あと本ではこれがおすすめです。


 
 
まとめ

  • 「英単語」から「英単語のイメージ」を思い浮かべられるようにする
  • 「英単語のイメージ」から「英単語」を思い浮かべられるようにする
  • この方法だと英語が出てくるスピードが速くなる

 
 

覚えたら書いて話す


一度英単語を頭に入れたならば、忘れないように、ガンガンその英単語を使うべきです。


なぜ日本語を我々は忘れないかというと、日常的に使っているからです。逆に、キーボード入力がメインの現代で、漢字を正しく書ける人が減っているように、使わないものは忘れていきます。


使うのはどんな方法でもいいです。チャットアプリでネイティブとチャットしたり、会話したり、書いたり、独り言でつぶやいてもいいです。


とにかく、なんでもいいので覚えた英単語は使ってください。
 
 

まとめ

  • 英単語は覚えたら使いまくると忘れなくなる

 
 

読んで書いて発音して聞いて覚える


経験上、4回書くより、「読む」「書く」「聞く」「発音する」を1回ずつやった方が頭残りがいいです。


脳的にも「書く」という1種類の刺激より「読む」「書く」「聞く」「発音する」という複数の刺激を与えた方がいいらしいです。
 
 

まとめ

  • 4回書くより1回ずつ読んで聞いて書いて発音するべし

 




 

1回目はサラッと、2回目以降もサラッと反復


英単語は反復して覚えるのが基本ですが、1回1回はそこまで真剣にやる必要はありません。


「覚えきるぞ!」と気合いを入れて2回くらいの反復回数で覚えようとしても、どうせ忘れてしまいます。


それより、1回1回は「覚えたかな〜」くらいの気持ちでやって、反復回数を増やした方が忘れにくくなります。


脳科学的に、期間を空けて7回触れた英単語はもう忘れないようになるようです。1回目が終わったら、2回目は1日後に、3回目は1週間後に、4回目は1ヶ月後に・・・という風に、間隔を広げながら復習する方法がいいそうです。


日本語を見ないでも意味を浮かべられるようになったら、次の反復に行きましょう。


あと、「すぐ頭に入らない英単語」「なかなか頭に入らない英単語」の2つがあると思います。この2種類の単語を、同じ反復回数で覚えるのは時間の無駄です。


「すぐ頭に入る英単語」は1・2回で済まし、「なかなか頭に入らない英単語」は覚えるまで反復しましょう。


僕は英単語帳で勉強するとき、
 
 



1週目は、全部の英単語をやる

2週目は、1週目で覚えられなかった英単語をやる

3週目は、1・2週目で覚えられなかった英単語をやる

繰り返す


 
 
こういう風に、やる英単語をどんどん少なくしていってます。
 
 
まとめ

  • 1回1回の反復はそんなに真剣にやらなくていい
  • その代わり反復回数を増やす(3〜7回が目安)
  • 「すぐ頭に入らない英単語」は1・2回の反復で済ます
  • 「なかなか頭に入らない英単語」は覚えるまで何回でもやる

 
 

単語帳以外も使って覚える


英単語を覚える手段というのは、なにも英単語帳だけしかないわけじゃありません。


私的には、英単語を覚える手段として単語帳は最適ではないと思います。


なぜなら単語帳は
 
 

  • 日本語訳が単語の近くにあってすぐ見れるようになっている
  • 持ち歩く必要があって、忘れたら学習できない
  • 満員電車の中でバックからゴソゴソ取り出して勉強すんのがめんどくさい

 
 
からです。


いつでもどこでも英単語学習ができる仕様になっていません。効率を良くしたいなら、学習に少しでもストレスになるようなものは徹底的に排除すべきです。


そこで、僕が使っているのはスマホです。


スマホだと
  
 

  • 家に忘れることはほぼない
  • どこでもすっと取り出せる
  • いつでも取り出せてスキマ時間を有効に使える

 
 
ので、時間と場所に縛られません!


僕がスマホを使ってやっている英単語学習法は
 
 

  • アプリを使う
  • スマホのメモ帳にオリジナルの英単語帳を作る

 
 
です。


「スマホのメモ帳にオリジナルの英単語帳を作る」とは



こんな風に、知らない英単語だけを書き出して自分専用の英単語帳を作ることです。


ポイントは日本語訳を書かないこと。日本語訳がすぐ見れる状態だとどうしても見てしまいますからね。
 
 

まとめ

  • 英単語学習にはスマホが最適
  • メモ帳に自分オリジナルの英単語帳を作るのがオススメ

 
 

中級者以上は英英辞書を使うべき


長期的に見ると、基本的には英英辞書を使った方がいいです。ですが、英英辞書を使うのに、6000 〜 8000語くらい語彙力が必要で、初級者は使わない方が効率がいいです。


英英辞書を使うメリットは
 
 

  • 英語を英語で学べる
  • 語感を鍛えられる
  • 英文を読むスピードが速くなる
  • 英語を読む習慣がつく
  • 関連語彙を覚えることで指数関数的に語彙力アップ

 
 
とたくさんあります。


「基本的には」と書いたのは、英和辞書を使った方が明らかに効率がいい単語があるからです。


例えばharbingerを英英辞書で調べると

a person or thing that announces or signals the approach of another


とでてきますが、「???」ってなると思います。知らない単語はない、構文もとれる、だが意味が取れないわからない。


英和辞書で調べると「前触れ、先触れ」って意味が出てきます。これなら1発で理解できますよね。


こういう単語は、英英辞書で無理に覚えるより、英和辞書覚えた方がずっと効率がいいんです。
 
 
経験上、専門用語・イディオム・宗教が絡む英単語( baptism(洗礼) )・抽象的な単語などは、英和辞書を使った方が効率がいいです。

オススメの英単語の覚える手順


今までの内容を踏まえて、オススメの英単語の覚える手順をざっくりまとめました。


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英単語を楽しく学ぶコツ


退屈な英単語を楽しく学ぶコツは、そこに「笑い」の要素を入れることです。


おすすめなのが「外国のコメディで英単語を学ぶ方法」です。


僕が試した中で、一番爆笑できるのが「ビックバン・セオリー」というアメリカのコメディです。


この「ビッグバン・セオリー」はアメリカで大人気のコメディーでまじで30秒ごとに爆笑するくらい面白いです。


内容は日本の「電車男」と「逃げるは恥だが役に立つ」を足して2で割ったといえば分かりやすいでしょうか。理系ヲタク同士の絡みが絶妙に面白いです。


内容はふざけてますが、出てくる語彙レベルは意外に高いです。ネイティブ特有の会話表現はもちろんたくさん出てきますが、理系の専門用語もたくさん出てきて学ぶところは大きいです。


爆笑しながら英単語もしっかり学べるのは「ビッグバンセオリー」くらいじゃないでしょうか?


「ビッグバンセオリー」を見るなら、月額約900円で映画・ドラマが見放題のHuluがオススメです!