こんにちは、京大生ブロガーのゲーテ(@goethe_kyodai)です。
今回は、「京大入学」をマーケティングの視点で分析してみました。
まず、分析するためにマーケティング理論の基礎を説明します!
マーケティングの理論では、「ベネフィット」(=顧客が得る価値)が「顧客が支払う対価」を上回れば、顧客はその商品を買うそうです。
つまり
だと、顧客はものを買います。
そして、「ベネフィット」には、「機能的ベネフィット」と「情緒的ベネフィット」の2種類があります。
【機能的ベネフィット】
物理的に計測しやすいベネフィット
例:早い、便利、うまい
【情緒的ベネフィット】
人間の感情を刺激するベネフィット
例:デザイン、憧れ、ステータス、思い出、記念
「顧客が支払う対価」は、金だけじゃなく、時間や手に入るまでの手間など、色々入ります。
ベネフィットを考える上で、「人間が感じる価値」というのは大いにヒントになります。そして、「人間が感じる価値」の裏には、「自己欲求」「社会欲求」「生存欲求」という三大欲求が源になっています。
【自己欲求】
他人は関係なく、自分自信を満足させるもの
例:成長できる、ストレス発散、思う通りに生きたい
【社会欲求】
他人との関係で良く見られるもの
例:高い給料、高い役職、大企業入社
【生存欲求】
生き残るのに必要なもの
例:寝たい、食べたい、生活費が欲しい
お金は3つの欲求を満たすね!
以上のマーケティング基礎理論を踏まえて、「京大入学」をマーケティングの視点で分析してみましょう!
目次
京大入学のベネフィット
機能的ベネフィット
・将来の仕事の幅が広がる
・就活に有利になり高給・ホワイトな大企業に行ける
・優秀な同級生・教員にたくさん会える
情緒的ベネフィット
・羨ましがられて嬉しい
・努力と才能を評価されて嬉しい
・モテて嬉しい
・超難関を突破した達成感
京大生がいかにモテるかをぶっちゃけった記事がコチラ。
京大入学にはこんなにベネフィットがありますが、私は将来不安を抱えてます・・・
三大欲求
自己欲求
・京大入試を突破した達成感
・自信につながる
・他大学への優越感
社会欲求
・京大生すごいと思われる
・頭いいと思われる
・モテる
・大企業に行ける
・出世して高い地位につける
生存欲求
・優良企業に行ってブラック会社を回避
・モテるから良い結婚相手を見つけられる
支払う対価
・勉強時間
・参考書代・塾代
価値を分析
冒頭に言った通り
だと、高校生は京大を目指すことを決めます。
普通の人にとっては膨大な量が必要ですが、賢い人ほど「勉強時間」という対価が少なくて済みます。
さらに、普通以上に裕福ならば、「参考書代・塾代」という対価を自己負担しなくて済み、実質ゼロで
す。
また、女の子が大好きで「モテたい」欲が強い人、「将来高給取りになりたい」という思いが強い人ほど、ベネフィットは高くなります。
まとめると、賢くて裕福、女の子大好きで将来勝ち組になりたい人ほど、支払う対価が少なくて済み、ベネフィットが大きくなるので、京大を志す可能性が大きくなります。
東大と京大のターゲットセグメントを分析
ターゲットセグメントとは、商品を売る顧客の層です。20代の男、40代の主婦などがそれに当たります。
各企業は、ターゲットセグメントを必ず定めます。理由は単純で、顧客の層を絞らないと売れないからです。
東大と京大が優秀な受験生を取り合ってると仮定して、それぞれのターゲットセグメントを分析しました。
大学に入ってからではなく、入る前の、つまり高校生の視点で分析しました。
東大のターゲットセグメント
・一位にこだわる
・プライドが高い
・学力が飛び抜けて優秀
・関東に住んでる
・東京に住みたい
・官僚になりたい
京大のターゲットセグメント
・一位にこだわらない
・関西に住んでる
・京都に住みたい
・自由が欲しい
京大生は意外とプライドが高くないですか、東大生は高めです。
早慶にプライドが高い人が多いのは、入ってから高くなったのではなく、元々プライドが高くて東大を受けて落ちた人が多いからだと予想されます。
結論:マーケティング楽しい
マーケティング目線で分析したことがなかったので、楽しかったです。
皆さんもやって見ましょう!
ちなみに、マーケティングの理論の初歩ははこの本で学びました。例が豊富で、全くの初心者でも分かりやすい内容となっております。