我、京大生ぞ

現役京大生の雑記。メインテーマは大学受験とプログラミングと英語と京大の日常

若いときに教養を学ぶ人間はバカ

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こんにちは、京大生ブロガーのげーて(@goethe_kyodai)です。


正直、若いうちに教養学ぶのはバカだと思います。


ひと昔前の自分がそうでした。


目次

 
 



そもそも教養には実体も基準もない


そもそも教養というのは「実体」があるものなんでしょうか?


触れるもの?目で見れるもの?


そして、「教養がある」と言える基準は何でしょうか?


シェイクスピアを読んだことがある?聖書を読んだことがある?


もし、この2つの質問に流暢に答える人がいたならば、その人は大うそつきです。


なぜなら、「教養の実体」と「教養の基準」はこの世に存在しません。世界中どこを探してもありません。


かつて、「京大生になったから教養を身につけよう!」と、本を1,000冊読んだり映画を500本見ました。


そこで感じていた違和感の正体はこの2つでした。(だから今では映画を全く見なくなった)


世の中の「自称教養人」は、たしかに文学や芸術の知識は豊富ですが、理系の知識はほぼないことが多いです。


教養人と自称してるくせに、理系の知識がないのは滑稽です。理系の私からしたら、線形代数や微分積分はおろか、対数や指数などの高校数学さえまままらない彼らに教養があるとは思えません。


このように、「教養の基準」は人によって変わってきます。


いわば、教養というのは、「コミュニケーション力」や「地頭」のように、実体も基準も持たないフワフワした曖昧なモノなのです。


そんな曖昧なものを「身につけよう!」と意気込んで学ぶなんてバカらしくありませんか?

自分の生活費も稼げないくせに教養を先に学ぶのは愚か!


若いうちは、特に大学生・高校生の多くは、自分の生活費も稼げてません。(大学生のうちから稼げてる人もいる)


自分の生活費も稼げないくせに、「若いうちは教養を身につけるべき!」と声高々に宣う「教養人」に感化され、教養を学ぼうとするのは愚かです。
 
 
かつての私そのものですね。


まだ自分の生活費すら稼げない、親の援助がなきゃ生活すらままならない若者が学ぶべきなのは、「お金に直結すること」です。


「ものを売る」ことで金を稼ごうと思ったら
 
 


・マーケティング

・心理学
 
 
 
を先に学ぶべきです。そして学んだ内容を生かして実際にモノを売るべきです。
 
 
「技術力」で金を稼ごうと思ったら


・プログラミング言語の勉強

・Webの勉強

・技術に使う数学・工学
 
 
 
を先に学ぶべきです。学んだことはサイトを作るなり、ブログで記事書くなりしてアウトプットすべきです。


教養なんて後からいくらでも学べます。40代、50代で仕事が落ち着いてから、60代で引退してから、後から学ぶ機会は必ずあります。


とりあえず若いうちは、教養より「食うために学ばなければならないこと」を、若くて体力と知力のあるうちに必死に学ぶべきです。


若い時の貴重な体力と知力をというリソースを、教養に回すのはもったいなさすぎます。


僕は、一時期、量子力学や純粋数学などを「理系の教養のため」、世界の純文学や芸術を「文系の教養のため」に学ぼうとしていた時期がありました。


しかし、「そんなことより今学ぶべきことがたくさんある」と思ってからは、それらの勉強は全て、年何千万も稼いで早期リタイアした後、または引退した後に回すことにしました。

「世界のビジネスエリートは教養を学んでる」的なタイトルの本


「世界のビジネスエリートは教養を学んでる」的なタイトルの本ってなんかたくさんありますよね。
 
 



世界のビジネスエリートは教養を学んでる!

日本人も学ぶべきだ!




的な書き方に大体なってます。


これで「教養を学ばなきゃ!」と考えるのは賢いとは言えません。


そもそも世界のビジネスエリートってどこの国のどの会社に勤めてる誰?


「世界のビジネスエリートが教養を学んでいる」というのは事実だと思いますが




「教養を学んでいる」だから「世界のビジネスエリートになれた」

だから僕も教養を学ぶべきだ!





と考えるのは危険です。


「教養を学んでいる」だから「世界のビジネスエリートになれた」


というのは疑似相関という可能性が高いです。




世界のビジネスエリートは高学歴大学を卒業

高学歴大学を卒業するには教養の単位を取らなければならない

世界のビジネスエリートは教養を学んだ





という論理があります。


なので


「高学歴大学の卒業のために教養を学ばなければならない」だから「高学歴大学を卒業して世界のビジネスエリートになれた」


が正しいと思います。


そもそも、東大卒プロポーカーの木原直哉氏や、他の経営者が言うように、大事な戦略を決めるのに、歴史などの教養で決めることはないそうです。


何を基準にするかと言えば、確率数字だそう。


そして、アメリカの有名大学では、リベラルアーツ(教養)の地位が年々低下していて、授業や教授のポストも少なくなってきているそう。

 
教養が役に立たないなら若いうちに学ばなくてもいいです。

 
アメリカの大学に行った人は教養は役に立つ!っとよく言ってますが、「教養を時間かけて学んだから役に立つと思いたい」って思ってるだけだと思います。
 

教養人はマウントにしか教養を使ってない


「教養人(自称)」という輩に遭遇したことは何度もあるが、彼らがその素晴らしき「教養」を何に使うというと、マウントに使ったことしか見たことないんですね。


自分の知識をひけらかして相手の無知を笑うことにしか教養を使わないなんて、教養のない私でも間違った使い方ということはわかります。

結論:若いうちは実学を学べ!


教養が役に立たないなら若いうちに学ばなくてもいいです。


若いうちは、知力を活かして実学をを学んだり、体力を活かして遊びまくったり恋愛しまくったりするのがいいと思います。


私も十分に稼げるようになるまでは
 
 


・マーケティング

・心理学

・プログラミング
 
 

 
を学ぶ所存です!
     
     

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