我、京大生ぞ

現役京大生の雑記。メインテーマは大学受験とプログラミングと英語と京大の日常

京大生なんだが地元のやつらがレベル低すぎて驚いた


こんにちは、京大生ブロガーのゲーテ(@goethe_kyodai)です。


帰省して地元の友人や家族と話すと毎回思うことがある。


地元のやつらレベル低すぎwwwwwwwwwww


普段学生生活で接してるのは基本京大生だけだ。そんな彼らと地元の人間のレベルのギャップに毎回驚かされる。


ここでいう「レベル」というのは、頭の良さであったり考えの深さであったり会話の中身であったり知識の豊富さであったり金を稼ぐ能力だったり向上心の高さであったりまあ色々だ。


「学力が高い=頭がいい というわけではない」、「頭のよくない京大生だっている」と世間では言われてるが、正直なところ、なんだかんだで京大生の9.9割は頭が良くて、普通の頭の良さよりいくぶんと高い位置にいるのである。


それは会話をしていたら分かる。彼らは理解力があるから話がポンポン前に進む。行間を読む力があるので大胆に省略して話しても、間を頭の中で繋げるので理解してもらえる。


地元の人と話すと、まず語彙力がないから、普通に京大生と話すときに使う慣用句やらことわざやら使うと「え?」って聞き返される。「アクセント」や「鳥頭」という言葉を知らなくて驚いたことがある。


そして言葉の意味の説明をするのだが、理解力に乏しくてわかってもらえない時がある。


他にもこういう時がある。論理的に筋道の通った話をする時だ。飛躍なく一個一個積み上げて説明してるはずなのに理解してもらえない時がある。


考えの浅さにも驚く。彼らは何も考えずに就職先を選び銀行に金を預け車を買い家をローンで買う。「理由は?」と聞くと「みんながそうしてるから」としか返ってこない。


会話の話に戻るが、地元の彼らはすごく適当に会話している、という印象を受ける。論理は飛躍し、主張の根拠はない、相手の話を理解してない、会話が噛み合っていない。


Twitterで「世の半分の人は意味ではなくアクセントやリズムでなんとなく適当に会話してる」とツイートしてた人がいたが、あながち間違いではないと思ってしまう。論理というものを気にしていないようだ。


成人式後の同窓会で古今東西ゲームをしたのだが、果物というお題だった。「豆」と明らかに果物でないのを言った人がいるが、誰も突っ込まずにスルーされた。そういえば成人式がヤンキーまみれでエグザイルのライブ会場みたいだったなあ。


学歴が全てなんていう酔狂なことはもちろんないが、地元の彼らの半分が高卒だ。友人の家庭事情を聞くと、学力よりも金銭的な理由が大きいように思える。中卒やフリーターもいる。 


「塾代も大学の学費も自分で払ってねー」と言われて大学に行く人がどれくらいいるだろうか。飛び抜けて頭がいいなら塾も大学も奨学金でなんとかなるかもしれないが、大多数の人はそうではない。


大学に通っている残りの半分のうち半分はFラン大学に通っている。つまり全体から見れば4分の1がFラン大学生である。


そして残りの4分の1が偏差値50以上の大学に通っていて、有名大学に通ってるのはさらにその一部である。世間や2chでは風当たりが厳しいが、MARCHや関関同立も十分高学歴として認知されている。京大なんて化け物扱いだ。


そんな高卒やFランの彼らは大学院という存在を知らない習ったはずの英語も読めない。TOEIC?何それおいしいの?状態である。


IoT?真ん中だけ小文字だからなんかのブランドのロゴ?仮想通貨?現金だけが通貨だぜ!こんな感じだ。


彼らが金を稼ぐといえばアルバイトしか頭にない。水商売をやってる人もちらほらいる。あとバイト先の金を盗むという癖の強い稼ぎ方をする人もいた。


株式投資とか、ブログみたいなビジネスで稼ぐという選択肢は彼らにはない。インターンでスキルをつけつつ金を稼ぐという発想もない。


部活にも入らず、サークルで飲みまくってバイトに勤しんで、みたいな生活をしてる人が大半だ。就活を気にして生きている人は少ない


あと、ヒエラルキーや評価が高校や中学のまま止まっている


自分が通っていたのは高校では、第一志望校に受かるのは4分の1(もっと少ないかも)ほどで、4分の3は落ちて無名の大学に行く。


一応地元では進学校扱い(いわゆる自称進学校)なので、受かった大学の偏差値で決まるヒエラルキーがあるわけだ。


そのヒエラルキーの最下層、無名大学の中でもFラン大学に通っている人が地元の同窓会では高評価を受けていた。




なぜなら高校で評価が止まっているからだ。高校進学時の「進学校の高校に受かった勝ち組」から評価が変わっていない。


大学ブランドだけでいえば、京大の自分からしたらかなりの負け組なのに。


その人と同じ大学の人もなぜか進学校出身というだけで勝ち組扱いしていた。


そして親はずっとテレビばっか見ていて、仕事の愚痴を吐いているだけ


親の教育熱心さは関西や関東の都会とは全然違う。小学校から塾に行かせて、私立の中学校に受験する同級生なんて、小学校の時には学年の1割以下の2、3人しかいなかった。


京大生には小学校から塾に通い有名私立中高一貫校に通ったりしてる人が多くて驚いた。周りにそんな人はいなかったからだ。


調べると私立高校の割合は京大で5割もいるらしい。東大だと7割り出そうだ。世界が違うんだなと思った。


彼らは高校での1年〜1年半分ほど進度が早い。つまり高2の時点で高3までの内容の授業が終わる。母校じゃ終わらずに受験を迎えたのに。


アパートを所有していて資産運用してる親とか、大企業で海外赴任してる親とかわりといてビックリした。地元にはそんな親いなかった。


自分の地元よりもさらに田舎の大学に通うある友人からこんな話を聞いた。


「田舎じゃ娯楽がタバコとパチンコしかないから、みんなタバコ吹かしながらパチンコして時間を潰してる」


自分もそうなる可能性が十分あって、もし彼と同じ境遇になっていたらと思うと末恐ろしく思う


出るまで気づかなかったが、京大に通い始めてから地元を俯瞰してみると、荒廃した世界だったように思える。