我、京大生ぞ

現役京大生の雑記。メインテーマは大学受験とプログラミングと英語と京大の日常

英単語の覚え方!京大模試英語偏差値70超えの京大生が実践している暗記勉強法!


こんにちは、京大生ブロガーのゲーテ(@goethe_kyodai)です。


英単語の勉強、ないがしろにしちゃってませんか?


残念ながら英単語の勉強をろくにしない人の英語力は伸びません(笑)


英単語はそれくらい大事です。英単語は英語の基礎といってもいいでしょう。


しかし、英単語を覚えるのは退屈な作業です。量は多く、覚えにくいのもあるしどんどん忘れていく。


そこで、京大模試英語偏差値70超え & TOEIC900点台を達成し、15000語の英単語を覚えた僕が実践している、覚えやすく忘れにくい効率的な英単語の覚え方 を紹介します!効率重視の暗記勉強法です。
 
 
   

 
 
目次

 
 



英単語力をつけなければ英語力が伸びない理由

英単語力をつけなければ英語力が伸びない理由を説明しときます。理由を知っているのと知っていないのでは学習の力の入り方が違ってくるのでここは読んでください。


英語の4技能というのがあります。「書く」「読む」「聞く」「話す」です。これら4つすべての技能に英単語力が必要になってきます。


「書く」ためには英単語を組み合わせて書きます。豊富な語彙力があればそれだけ表現豊かな文章が書けます。英語のエッセイはパラフレーズ(言い換え)がよく求められ、語彙力が必要になってきます。


「読む」ためには英単語を知らなければ話になりません。慣れ親しんだ日本語の文章だと、知らない単語があっても意味が取れてしまうんですが、英語だとそうはいきません。知らない単語が1割でもあってしまうと全く意味が取れなくなります。


「聞く」ためには英単語の意味と発音を知らなければ全く聞き取れません。ただでさえ英語は聞き取りづらい言語なのに、知らない単語が一つでもあるとそれだけで全く意味不明に聞こえます。理解のハードルは読む以上でしょう。


「話す」ためには知ってる英単語を上手に組み合わせて話します。書くのと一緒で、語彙力の豊富さが会話表現の豊かさに繋がります。あとあんまり幼稚な英単語ばっか使ってるとネイティブにアホだと思われます。

このようにどの力を伸ばすとしても盤石な英単語力は必要不可欠です。
 

効果のない英単語の覚え方

一回で覚えようとする


よく、忘れないようにと、一回目で時間をかけて英単語を完全に暗記しようとする人がいます。


それは時間の無駄です。


なぜなら人間というのは忘れる生き物です。「忘却」というのは生物学的に人間に不可欠な機能なので、忘れることは仕方ないです。


なので、「忘れることを前提とした暗記法」を実践しないと効率が落ちます。

見るだけで覚えようとする


英単語をジーっと眺めていても頭には入りません。


書くのも同じです。


同じ英単語を何度も書いたところで頭に入っていきません。


「読む」「書く」みたいな一種類の刺激で反復して覚えようとしても、覚えられません。

覚えた英単語を使わない


英単語というのは覚えた瞬間からどんどん頭から出ていきます。


出ていかないようには、覚えた英単語を思い出さなければなりません。その方法の一つが「覚えた英単語を使うこと」です。


一回覚えた英単語を引き出して使うことで、英単語の忘却を阻止する作業をしない人は、どんどん為すがままに英単語を忘れていきます。

時間をかけて覚えようとしない


「一回で覚えようとする」人によくありがちなことで、時間をかけて覚えようとしない人がいます。


英単語暗記というのは、どんな上手い勉強法でも、時間をかけなきゃ覚えられません。


これから私が紹介しようとしているのは「覚えやすく忘れにくい効率的暗記法」であって、「短時間で英単語を覚えられる方法」ではありません。


私が紹介する暗記法を実践すれば、「英単語暗記にかける時間がちょっと減る」だけで、英単語を覚えるのには時間をかけることは避けられません。


巷では「短時間で英単語を覚えられる方法」がいたるところに出回ってますが、そんな方法で覚えても一時的には覚えられますがすぐに忘れます。「覚える」基準がかなり低いのです。


本当に英単語を覚えた、と言えるレベルは


「最後に触れたのが1年前だけど、即座に意味・発音を思い出せる」


です。このレベルを目指しておけば、覚えた英単語は「使える」レベルになっています。

 

英単語の覚え方

語源・接頭辞・接尾辞を学ぶ


英単語を全部丸暗記なんていう効率の悪いことをしていませんか?


「語源・接頭辞・接尾辞」を学ぶと英単語を丸暗記しなくてもよくなります。


英単語を勉強する際に一緒に学んでおくと、多くの英単語を丸暗記しなくても済むようになるのが、「語源・接頭辞・接尾辞」です。


例えば、「extract」という単語の語源は、【接頭辞】ex(意味:外に)+ tract(意味:引っ張る)です。


もう一つ例を出すと、「computer」という単語の語源は、compute(意味:計算する)+【接尾辞】er(意味:物)です。


多くの英単語はこのように語源を調べると、【接頭辞】+ α +【接尾辞】という構成になってます。


このように英単語をより小さな最小単位に分けて理解して、効率的に英単語を暗記できるのが「語源・接頭辞・接尾辞」の力です。日本語で言えば部首みたいなものですね。アメリカの小学校ではこの語源を教えるそうです。


これを知っていれば、「ex」がついてるから「外」に関係する単語なのかな?と、知らない英単語でも意味を類推できるようになります。


知っている単語でも「接頭辞・接尾辞・その他」に分解して理解していればより忘れにくくなりますし、何より無味乾燥な丸暗記をしなくて済むようになります。


ただし、「接頭辞・接尾辞・その他」に分解できない英単語もたくさんあって、それだけは丸暗記しなきゃいけません。逆にいうと、「接頭辞・接尾辞・その他」に分解できない英単語だけ丸暗記すればいいんです。


さらに英単語を「語源・接頭辞・接尾辞」で覚えると、ネイティヴの英単語の理解の仕方やイメージなどの英語の感覚的な部分も養うことができます。


そしてその「語源・接頭辞・接尾辞」を学ぶのにオススメの本が「INSTANT WORD POWER」です。洋書ですが洋書にしては語彙力はそれほどいらなくて、スラスラ読めます。


 
 
難しし単語を学びたいならこちらもオススメです。「語源・接頭辞・接尾辞」を学べますが、「INSTANT WORD POWER」より3段階くらい語彙の難易度が高いです。
 
   
 
まとめると、「語源・接頭辞・接尾辞」で覚えようとし、それでも覚えられない英単語は丸暗記する、というスタンスが一番効率が良いです。
 
 
まとめ

  • 英単語の「語源」を知ることで丸暗記する必要がなくなる
  • 基本的に、英単語は「接頭辞・接尾辞・その他」に分解して覚える
  • 「接頭辞・接尾辞・その他」に分解できない英単語は丸暗記する
  • この方法だと覚えやすく忘れにくい

 
 

全ての英単語を同じレベルで覚えようとしない


全ての英単語を「読んで意味がわかる」「書ける」「聞き取れる」「発音できる」まで勉強してはいませんか?


全ての英単語を「読んで意味がわかる」「書ける」「聞き取れる」「発音できる」ようになるレベルまで持っていく必要はありません。


英単語の中でも、「スペルが書けなくても困らない英単語」というのがあります。「misanthrope」「chirography」「incongruous」のような日常会話ではあまり出てこない英単語です。学術用語や専門用語などのあまり使わない、目にすることもあまりない英単語などです。


日本語でも、「魑魅魍魎」や「跋扈」や「壺」という漢字を正確に書けなくても困らないですよね?「スペルを書く機会がほぼない」ような英単語のスペルはおぼえなくてもいんです。


そういう英単語は「読んで意味がわかる」レベルまで持っていけば十分です。書けなくてもいいし、単語によっては聞き取れなくていいのもあります。


逆に、日常会話でも英文でもよく出会う、よく使う英単語は「読んで意味がわかる」「書ける」「聞き取れる」「発音できる」ようになるレベルまで持っていく必要があります。


「understand」や「difference」のような日常会話でも英文でもよく出会う英単語です。中学英語で習う英単語はだいたいそうです。


このように、英単語の学習レベルをわけて覚えると、覚える量が少なくて済みます。
 
 

まとめ

  • 「書く機会がほぼない」英単語はスペルを書けるようにならなくてもいい
  • よく使う英単語は「読んで意味がわかる」「書ける」「聞き取れる」「発音できる」ようにする
  • 英単語を学習レベルに分けると、覚える量が減る

 
 

絵で英単語のイメージをつかむ

 
 



英単語の意味を確認

英単語の絵を見てイメージをつかむ


 
 
これだけでかなり忘れにくくなります。「英字」という無機質な文字だけの情報に、「絵」という情報が加わるからです。


この手順を繰り返し、「英単語」を見てすぐに「英単語のイメージ」を思い浮かべられるようになれるレベルまで持っていきましょう。


それができれば、さっきとは逆の
 
 



英単語の絵を見る

英単語の意味を浮かべる


 
 
という手順を繰り返して、「英単語のイメージ」を見てすぐに「英単語」を思い浮かべられるようになれるレベルまで持っていけましょう。


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これらができれば、「英単語」と「英単語のイメージ」があなたの頭に完全にインプットできてるでしょう。


「英単語」と一緒に「英単語のイメージ」を覚えれば、かなり実践で役立ちます。


なぜなら、「文字」から英単語を思い出さなければならない場面は英文を読んでるときくらいで、見えている「モノ」や「画」から英単語を頭に思い浮かべなければいけない場面の方が日常では多いからです。


「dog」という文字を見て「犬」という意味を浮かべなきゃいけない場面より、「走っている犬🐕」や「頭に浮かんだ犬🐶」などのイメージから「dog」と反応しなきゃいけない場面の方が多いんです。


あとこの「英単語」と「英単語のイメージ」を一緒に覚えるという方法のメリットはもう一つあって、それは「日本語を介さない」ということです。


この方法で覚えると、「英単語」から「英単語のイメージ」を想起するとき、または「英単語」から「英単語のイメージ」を想起するとき、間に日本語を入っていません。日本語を介さないように覚えるべきです。


日本語を介さないので、その分英単語が出てくるスピードが速くなります。特に会話では、スピードが命取りになるので大切になってきます。


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英単語のイメージっていうのはどの英単語帳にも載ってる訳じゃありません。


そこで英単語を絵で覚えられる良いサイトを紹介します。それがこれです。


park1.wakwak.com


割と難しい単語をカバーしてるのが嬉しいですね。


あと本ではこれがおすすめです。


 
 
まとめ

  • 「英単語」から「英単語のイメージ」を思い浮かべられるようにする
  • 「英単語のイメージ」から「英単語」を思い浮かべられるようにする
  • この方法だと英語が出てくるスピードが速くなる

 
 

覚えたら書いて話す


一度英単語を頭に入れたならば、忘れないように、ガンガンその英単語を使うべきです。


なぜ日本語を我々は忘れないかというと、日常的に使っているからです。逆に、キーボード入力がメインの現代で、漢字を正しく書ける人が減っているように、使わないものは忘れていきます。


使うのはどんな方法でもいいです。チャットアプリでネイティブとチャットしたり、会話したり、書いたり、独り言でつぶやいてもいいです。


とにかく、なんでもいいので覚えた英単語は使ってください。
 
 

まとめ

  • 英単語は覚えたら使いまくると忘れなくなる

 
 

読んで書いて発音して聞いて覚える


経験上、4回書くより、「読む」「書く」「聞く」「発音する」を1回ずつやった方が頭残りがいいです。


脳的にも「書く」という1種類の刺激より「読む」「書く」「聞く」「発音する」という複数の刺激を与えた方がいいらしいです。
 
 

まとめ

  • 4回書くより1回ずつ読んで聞いて書いて発音するべし

 




 

1回目はサラッと、2回目以降もサラッと反復


英単語は反復して覚えるのが基本ですが、1回1回はそこまで真剣にやる必要はありません。


「覚えきるぞ!」と気合いを入れて2回くらいの反復回数で覚えようとしても、どうせ忘れてしまいます。


それより、1回1回は「覚えたかな〜」くらいの気持ちでやって、反復回数を増やした方が忘れにくくなります。


脳科学的に、期間を空けて7回触れた英単語はもう忘れないようになるようです。1回目が終わったら、2回目は1日後に、3回目は1週間後に、4回目は1ヶ月後に・・・という風に、間隔を広げながら復習する方法がいいそうです。


日本語を見ないでも意味を浮かべられるようになったら、次の反復に行きましょう。


あと、「すぐ頭に入らない英単語」「なかなか頭に入らない英単語」の2つがあると思います。この2種類の単語を、同じ反復回数で覚えるのは時間の無駄です。


「すぐ頭に入る英単語」は1・2回で済まし、「なかなか頭に入らない英単語」は覚えるまで反復しましょう。


僕は英単語帳で勉強するとき、
 
 



1週目は、全部の英単語をやる

2週目は、1週目で覚えられなかった英単語をやる

3週目は、1・2週目で覚えられなかった英単語をやる

繰り返す


 
 
こういう風に、やる英単語をどんどん少なくしていってます。
 
 
まとめ

  • 1回1回の反復はそんなに真剣にやらなくていい
  • その代わり反復回数を増やす(3〜7回が目安)
  • 「すぐ頭に入らない英単語」は1・2回の反復で済ます
  • 「なかなか頭に入らない英単語」は覚えるまで何回でもやる

 
 

単語帳以外も使って覚える


英単語を覚える手段というのは、なにも英単語帳だけしかないわけじゃありません。


私的には、英単語を覚える手段として単語帳は最適ではないと思います。


なぜなら単語帳は
 
 

  • 日本語訳が単語の近くにあってすぐ見れるようになっている
  • 持ち歩く必要があって、忘れたら学習できない
  • 満員電車の中でバックからゴソゴソ取り出して勉強すんのがめんどくさい

 
 
からです。


いつでもどこでも英単語学習ができる仕様になっていません。効率を良くしたいなら、学習に少しでもストレスになるようなものは徹底的に排除すべきです。


そこで、僕が使っているのはスマホです。


スマホだと
  
 

  • 家に忘れることはほぼない
  • どこでもすっと取り出せる
  • いつでも取り出せてスキマ時間を有効に使える

 
 
ので、時間と場所に縛られません!


僕がスマホを使ってやっている英単語学習法は
 
 

  • アプリを使う
  • スマホのメモ帳にオリジナルの英単語帳を作る

 
 
です。


「スマホのメモ帳にオリジナルの英単語帳を作る」とは



こんな風に、知らない英単語だけを書き出して自分専用の英単語帳を作ることです。


ポイントは日本語訳を書かないこと。日本語訳がすぐ見れる状態だとどうしても見てしまいますからね。
 
 

まとめ

  • 英単語学習にはスマホが最適
  • メモ帳に自分オリジナルの英単語帳を作るのがオススメ

 
 

中級者以上は英英辞書を使うべき


長期的に見ると、基本的には英英辞書を使った方がいいです。ですが、英英辞書を使うのに、6000 〜 8000語くらい語彙力が必要で、初級者は使わない方が効率がいいです。


英英辞書を使うメリットは
 
 

  • 英語を英語で学べる
  • 語感を鍛えられる
  • 英文を読むスピードが速くなる
  • 英語を読む習慣がつく
  • 関連語彙を覚えることで指数関数的に語彙力アップ

 
 
とたくさんあります。


「基本的には」と書いたのは、英和辞書を使った方が明らかに効率がいい単語があるからです。


例えばharbingerを英英辞書で調べると

a person or thing that announces or signals the approach of another


とでてきますが、「???」ってなると思います。知らない単語はない、構文もとれる、だが意味が取れないわからない。


英和辞書で調べると「前触れ、先触れ」って意味が出てきます。これなら1発で理解できますよね。


こういう単語は、英英辞書で無理に覚えるより、英和辞書覚えた方がずっと効率がいいんです。
 
 
経験上、専門用語・イディオム・宗教が絡む英単語( baptism(洗礼) )・抽象的な単語などは、英和辞書を使った方が効率がいいです。

オススメの英単語の覚える手順


今までの内容を踏まえて、オススメの英単語の覚える手順をざっくりまとめました。


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英単語を楽しく学ぶコツ


退屈な英単語を楽しく学ぶコツは、そこに「笑い」の要素を入れることです。


おすすめなのが「外国のコメディで英単語を学ぶ方法」です。


僕が試した中で、一番爆笑できるのが「ビックバン・セオリー」というアメリカのコメディです。


この「ビッグバン・セオリー」はアメリカで大人気のコメディーでまじで30秒ごとに爆笑するくらい面白いです。


内容は日本の「電車男」と「逃げるは恥だが役に立つ」を足して2で割ったといえば分かりやすいでしょうか。理系ヲタク同士の絡みが絶妙に面白いです。


内容はふざけてますが、出てくる語彙レベルは意外に高いです。ネイティブ特有の会話表現はもちろんたくさん出てきますが、理系の専門用語もたくさん出てきて学ぶところは大きいです。


爆笑しながら英単語もしっかり学べるのは「ビッグバンセオリー」くらいじゃないでしょうか?


「ビッグバンセオリー」を見るなら、月額約900円で映画・ドラマが見放題のHuluがオススメです!

 
 

【初級から上級まで】英単語学習におすすめの英単語帳13選!【TOEIC900越えの京大生が厳選】


こんにちは、京大生ブロガーのゲーテ(@goethe_kyodai)です。


英単語の勉強、ないがしろにしちゃってませんか?


残念ながら英単語の勉強をろくにしない人の英語力は伸びません(笑)


英単語はそれくらい大事です。英単語は英語の基礎といってもいいでしょう。


自分は理系の京大生ですが、実は英語が得意で京大模試英語の偏差値はいつも70を超えていました。大学に入ってからも英語の勉強を続け、TOEICで900超えの点数を取りました。


そこで英単語力の大切さを痛感して、英単語の勉強はかなりしました。そんな自分が英単語を一つも知らない初級者からTOEFL満点の上級までオススメの英単語帳 をまとめました!

 



目次

 
 



英単語力をつけなければ英語力が伸びない理由


英単語帳を紹介する前に英単語力をつけなければ英語力が伸びない理由を説明します。勉強より大切なところなので我慢して見てください(笑)。


英語の4技能というのがあります。「書く」「読む」「聞く」「話す」です。これら4つすべての技能に英単語力が必要になってきます。


「書く」ためには英単語を組み合わせて書きます。豊富な語彙力があればそれだけ表現豊かな文章が書けます。英語のエッセイはパラフレーズ(言い換え)がよく求められ、語彙力が必要になってきます。


「読む」ためには英単語を知らなければ話になりません。慣れ親しんだ日本語の文章だと、知らない単語があっても意味が取れてしまうんですが、英語だとそうはいきません。知らない単語が1割でもあってしまうと全く意味が取れなくなります。


「聞く」ためには英単語の意味と発音を知らなければ全く聞き取れません。ただでさえ英語は聞き取りづらい言語なのに、知らない単語が一つでもあるとそれだけで全く意味不明に聞こえます。理解のハードルは読む以上でしょう。


「話す」ためには知ってる英単語を上手に組み合わせて話します。書くのと一緒で、語彙力の豊富さが会話表現の豊かさに繋がります。あとあんまり幼稚な英単語ばっか使ってるとネイティブにアホだと思われます。


どれくらい英単語が大切か伝わりましたか?

初級

新ユメタン0



中学レベルの英単語が怪しい人はこのユメタン0から始めるのがいいです!収録語彙数は800語です。


「kitchin」や「window」みたいな本当に超基本単語から始まります。図が乗っていて視覚情報と一緒に覚えることができるのが初学者には嬉しいです。


中学レベルの英単語ががっつり抜けてて学び直しをしたい人はこの本から始めるのがいいでしょう!
 
 
本は持ち運びがめんどくさいので嫌だ!という人はアプリ版をどうぞ!本より安いです!


新ユメタン1、2



新ユメタン0と同じ作者の続編です。0が中学レベルなら、1、2は高校英語レベルです。


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背表紙のこの図によると、これ二つでセンターから二次試験まで全部対応できます。TOEICで言うと470〜860点レベルだそうです。収録語彙数はそれぞれ1000語ずつです。


文も豊富で、複数の意味が乗っていて、類義語・対義語も載っているので、別々の単語を紐付けながら覚えることができ、つまんない英単語暗記が捗ります。


CDもついてるのでスキマ時間に聞いて活用しましょう!文字だけでなく音での刺激もあると、かなり覚えやすくなります!


これもアプリ版があるので本が嫌な人はどうぞ!本より安いです!


  
 

INSTANT WORD POWER




順番的に最初に読むべきで本当は最初に紹介したかったんですけど、読むのに中学・高校英語レベルの語彙力がいるので紹介しなかったのがこれです。


洋書ですがビビらないでください(笑)。英単語を勉強する前に学ぶと効率が跳ね上がるのが「語源」です。


例えば、「extract」という単語の語源はex(意味:外に)+tract(意味:引っ張る)です。


このように英単語をより小さな最小単位に分けて理解して、効率的に英単語を暗記できるのが「語源」の力です。


日本語で言えば部首みたいなものですね。アメリカの小学校ではこの語源を教えるそうです。


そして基本的な語源を学べるのがINSTANT WORD POWERです。洋書ですが洋書にしてはかなり簡単な方でスラスラ読めます。


この語源をマスターすることで、新しい英単語をより覚えやすく、覚えた英単語はより忘れにくくなります。


語源を知ってるか知らないかで今後の英単語の効率が何倍も変わってくるので、英単語学習をするなら絶対読んでおきたい本です!





中級

鉄緑会 東大英単語熟語



毎年何十人もの生徒を東大理三に送っている塾「鉄緑会」が本気を出して作った英単語帳です。


「英単語の丸暗記」を完全否定し、効率を重視し、質の良い英単語学習を追求、そして英単語を忘れにくくする工夫も伝授してくれるかなりの良本です。


英単語をテーマ別に分けて紐付けて覚えるような構成になってます。



上の図のように、一連の流れに沿ってどんどん関連語を覚えられられるような工夫がなされてます。


先ほど重要だと言った「語源」もたくさん紹介されてる本当にいい本です。さすが鉄緑会ですね!あとイラストでイメージがつかめるのも地味に嬉しいです。


最初の数ページで「覚えやすく忘れにくい英単語学習法」が語られていて、この数ページだけでも読む価値は大いにあります!


大学受験用なので、ぶっちゃけ新ユメタン1、2とかなり英単語が被ってます(笑)。収録語彙数は2146語で、「新ユメタン0・1の英単語+300語」という内訳になってます。
 

これもアプリ版があります!これも本より安いです!
 
 

mikan 鉄壁
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(2018.07.05時点)
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新ユメタン3

 
 

 

新ユメタンシリーズの最終版です。「新ユメタン1、2」や「鉄緑会 東大英単語熟語」に載ってない難しい英単語ばかりを集めた本で、収録語彙数は800語です。


「難しい英単語」と言ってもそれはあくまで大学受験レベルの難しいであって、英語ネイティブの会話や英字新聞や洋画にはバンバン出てくる本単語ばっかりです。


これもこれもアプリ版があります!これもこれも本より安いです!


  

英文法・語法Vintage



英単語学習は英単語だけを学ぶのでは不十分です。


実際に会話や文章では、イディオムの形で出てきます。


基本的なイディオムが、体系的にまとまっているのがこの本です。量も十分です。


「英文法・語法」とあるようにイディオムだけの本ではないですが、無限にあるイディオムの中から初心者がまず学ぶべきものがまとめられてるのはこの本しか知らないのでオススメです!


ここまでで紹介したのは大学受験用の英語の参考書ばかりですね。


「大学受験用の参考書が一般の英語学習に使えるの?」と思うかもしれませんが、大学受験英語用の参考書ほど分かりやすく質の高い本はなかなかないです。


英単語以外の英語の参考書を紹介した記事はコチラです!京大英語対策の記事ですが一般の英語の勉強にも使える良書をたくさん紹介してるのでどうぞ!
 
 

 

 

TOEFL テスト英単語3800



ここまでで紹介した英単語帳の8〜9割以上頭に入ってれば、TOEICの語彙で困ることはないです。900点越えに十分な英単語力がついてると言えます。


そのTOEICの上位互換であるTOEFLの英単語帳がこれです。収録語数は3800と多めです。TOEICの英単語帳はせいぜい1000語とかなのでレベルの差を感じます。


TOEFL用なので学術用語中心の英単語帳です。


学術用語と言っても研究者だけが知っているレベルの専門用語のことではなくて、普通に英字新聞とかニュースとかで出てくるわりと一般的な学術用語が中心です。


今までの英単語帳を8〜9割覚えていても、知らない英単語が5割ぐらいあるので辛いですが、これをやり切ればかなり英単語力がついたと言ってもいいでしょう。大学レベルの英単語はこれで十分です。ついでにTOEFL用のボキャブラリー構築も済んで一石二鳥です(笑)。

日本人が知らない英語の必須フレーズ150



大学レベルの英単語を一通り頭に入れたならば、次のステージとしてネイティブが会話で使う表現を学ぶといいでしょう。


「ネイティブの会話ではバンバン出てくる英語表現」レベルから「会話でもあんまり出てこないけど使えると賢く見える英語表現」レベルまでの表現を150個まとめたのがこの本です。


「have been around the block」「chip off the old block」「baker's dozen」などこれまで紹介してきた英単語帳や「 Vintage」でお目にかからなかった表現がたくさん出てきて英語の表現の広さに驚きます。でも洋画とか見てると普通に出てくるんですねえ。



上のように「ネイティブはその表現をどのように捉えているか」を書いてくれてるので、ふつう覚えづらいイディオムがかなり覚えやすくなってます!

日本人が使えない英語の重要フレーズ125



先ほどの「日本人が知らない英語の必須フレーズ150」と同じ作者の本です。


コンセプトは「日本人が知らない英語の必須フレーズ150」と同じで、難易度が少しばかり高いフレーズが150個載ってます。


これもさっきの本と同じく、「ネイティブはその表現をどのように捉えているか」を書いてくれててかなり助かります。

上級

英検PASS単熟語1級



「TOEFLに出てくる英単語が8割〜9割知っている」という状態に達したのであれば、次に手を出せばいいのが英検一級の英単語帳です。


英検一級は難しい英単語が出てくることで有名です。英検一級に取得難易度の低さはこの求められる語彙レベルにもあると思います。


英検一級用に最適な英単語帳があるのですが(次に紹介します)、英単語量が膨大なので、その前に緩衝材としてやっておくといいのがこの本です。


英検一級では割とよく出る英単語をまとめてます。「TOEFL テスト英単語3800」と被る英単語もけっこうあって嬉しいです(笑)。

英検1級英単語大特訓



「英検一級の英単語はこれをやっとけば困ることのない」そんな圧倒的な量と質を誇る超大作です。


CDの質が低かったり索引がなかったり雑なところはありますが、そんな短所気にならなくなるぐらいの量と質です。


膨大な量の英単語をシソーラスやテーマ別のキーワード・コロケーションで分類し、関連語をたどってどんどん覚えられるような構成になっています。


「TOEFL テスト英単語3800」に出てこない英単語がたくさん出てきて打ちのめされます(笑)。


「英検1級英単語大特訓」の8割〜9割と行かなくても、6割〜7割覚えることができれば、タイムやエコノミストのような高度な英語の文章やCNNやBBCのような英語のニュースをスラスラ理解できるようになります!
  
 
この本を全部マスターするのはかなりの歳月がかかりますが、もしできればネイティブの語彙レベルにかなり近づくことができます!
 
 
量が膨大すぎて挫折しちゃいそうって人は、おさんぽ英語というサイトも並行して見てくといいでしょう。そこそこ難しい英単語をイラストとイメージで学ぶことができる数少ない無料サイトです!


park1.wakwak.com


1100words you need to know



英単語帳のラスボス的存在。タイトルの「1100words you need to know」の「you」は大学に入る直前のアメリカの高校生を指し、アメリカの高校生が大学に入る前に知っておかなければならない英単語を1100個まとめた本です。


「ネイティブといっても高校生だし大したレベル高くないだろ」と思って読んでみると、英検一級レベルの英単語を完璧にしたのに尚知らない単語が半分くらいあってネイティブとの語彙レベルの差を実感します。


問題集みたいに空欄に当てはまる単語を埋めてく練習問題的なのが各章の最後にあります。英単語自体は難しいですが、システマチックに学べる構成になってるのが救いです。


これを全部覚えてまだ覚え足りないのであれば、GREとかSATの英単語帳を潰せばいいでしょう。


高難度で特殊な英単語をカバーする「Merriam-Webster's Vocabulary Builder」に手を出すのもオススメです。語源から英単語を学ぼうというスタンスで、「INSTANT WORD POWER」の超強化版みたいな本です。
 
 

 

あと僕が読んでいたWSJで強化するボキャブラリー・パワーというサイトを読んでみるのもいいでしょう。実際にビジネスの現場で使われているビジネス英単語の強化にぴったりです。

超上級者の人へ


「上級編の英単語帳をパラパラ見たけど知ってる英単語ばっかだ!」なんていう超上級者の人向けの英単語帳はこの世にありません(笑)。


そんな人は英字新聞や洋画をバンバン見て知らない単語を逐次覚えていけばいいでしょう。英単語なんて無限にありますからね(笑)。

英単語を楽しく学ぶなら「ビックバン・セオリー」




英単語を爆笑しながら楽しく学べる方法があります!僕がやっていたのは「ビッグバン・セオリー」というコメディで学ぶという方法です!


この「ビッグバン・セオリー」はアメリカで大人気のコメディーでまじで30秒ごとに爆笑するくらい面白いです。


内容は日本の「電車男」と「逃げるは恥だが役に立つ」を足して2で割ったといえば分かりやすいでしょうか。理系ヲタク同士の絡みが絶妙に面白いです。


内容はふざけてますが、出てくる語彙レベルは意外に高いです。ネイティブ特有の会話表現はもちろんたくさん出てきますが、理系の専門用語もたくさん出てきて学ぶところは大きいです。


爆笑しながら英単語もしっかり学べるのは「ビッグバンセオリー」くらいじゃないでしょうか?


「ビッグバンセオリー」を見るなら、月額約900円で映画・ドラマが見放題のHuluがオススメです!



英単語はコツコツやるしかない


英単語学習に近道はありません。


もしあるとすれば瞬間記憶能力を持って生まれるくらいでしょうか。


基本は毎日毎日コツコツ触れて、量をこなすことで体得するしかありません。


ですが効率よく英単語を覚える方法はあります。
 
 

  • 関連語、派生語も一緒に覚える
  • 語源を勉強する
  • 接頭辞、接頭語を勉強する
  • 英語の母音•子音を発音できるようにする
  • リスニングを並行して進める
  • スピーキングも並行して進める


などです。


これらを意識すると効率が上がって英単語学習が少し楽にできるようになります!


ぜひ意識して英単語学習に励んでみてください!
 


  

英語の勉強を始める前に読むと100倍効率よく上達する本まとめ!


こんにちは、京大生ブロガーのゲーテ(@goethe_kyodai)です。


効率を考えずに英語の勉強してませんか?


効率を意識しない勉強は時間の無駄です


英語の勉強ってやることが多いですよね。


英単語、文法、英作文、リスニング、スピーキング・・・・・。


普通にやってればいつまで経っても終わらないし上達しません。なので効率を意識する必要があります。


そこで、英語の勉強を始める前に絶対に読んでほしい読むと100倍効率良く上達する英語の勉強法を学べる本 を紹介します!


自分も京大模試英語の偏差値70超え & TOEIC900点を達成できたのは、これらの本から得たノウハウを実践してきた結果です。
 
 
 

 
 
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外国語学習の科学



名前に「科学」とあるように、科学的な裏づけを持ってしてさまざまな英語の学習法を論じている本です。こう言うと難しい本という印象と思うかもしれませんが、読んでみると意外に分かりやすくスラスラ読めちゃいます。


「英語習得に年齢は関係ある?」「とにかく話せば英語は喋れるようになるって言うけど実際はどうなの?」「どんな言語でも習得難易度は同じなの?」などなど英語学習への疑問を科学的に解決してくれます。


語学学者の論文を元にしているので、他のチンケな英語勉強法の本と違って説得力があります!


「科学的に間違った勉強法」と「科学的に伸びる勉強法」をこの本一冊で知れちゃうのはかなりお得です!


これを知ってるか知ってないかで、英語学習の効率が何倍も変わってくるので絶対読むべきです!


ちなみに「外国語」とあるように英語だけでなく他の言語の学習にも役立つでしょう。自分もスペイン語とドイツ語と中国語をかじりましたが、この本で得たことが大いに役立つました。

英語学習論

 
 



TOEIC満点英検一級TOEFL iBT満点米国の有名大学で二つの博士号(数学・英語教育学)を取ったスーパー学者である京大の青谷正妥先生の著書です。


こちらも英語学習法の本なんですが、「外国語学習の科学」と違って専門用語がバンバン出てきて内容も詳しく学術的な話題も多いので、そういうのに慣れてない人はちょっと厳しいかもしれません。ガチ勢向けの本です。


がしかし、その分得られる知識の量と質は半端ないです!


「外国語学習の科学」は科学的な理論だけに基づいた本ですが、こちらはそれに加え、20年以上英語を勉強し、アイビーリーグで教鞭を執って得られた著者の経験にも基づいているので説得力も半端ないです!


英語を20年以上四苦八苦しながら勉強し続けて得られた知見と、応用言語学と脳科学の知見をもってして、英語学習を研究し、こんなにも掘り下げた本は他にないです。


この本に書かれていることを実践できればかなり英語力はかなり上達するでしょう!





英語勉強力

 



こちらも京大の青谷正妥先生の著書です。「英語学習論」は理論よりの本ですが、この「英語勉強力」は実践寄りの本です。


論文と経験に基づいた「効果の出る効率的な」勉強法を紹介しています。


著者が理系の研究者でもあるので、さっきの本と同じく、論文のように難しく専門用語もバンバンできますが、その分論理的かつ根拠も豊富です。


読んで内容をしっかり咀嚼してさらに実践までするのは大変ですが、その分やり遂げられるとかなり英語力が上達します!


「英語学習論」と「英語勉強力」は、共に内容は素晴らしいですが、ガチ勢向けなので注意です初心者の人は読まなくて良いかもしれません。


INSTANT WORD POWER


 
 
洋書ですがビビらないでください(笑)。英単語を勉強する前に学ぶと効率が跳ね上がるのが「語源」です。


例えば、「extract」という単語の語源はex(意味:外に)+tract(意味:引っ張る)です。


このように英単語をより小さな最小単位に分けて理解して、効率的に英単語を暗記できるのが「語源」の力です。日本語で言えば部首みたいなものですね。


アメリカの小学校ではこの語源を教えるそうです。


そしてこの語源を学べるのがINSTANT WORD POWERです。洋書ですが洋書にしてはかなり簡単でスラスラ読めます。


簡単と言えども洋書は洋書なので、読むには中学レベルの英単語は必須なので注意です。
 
 

 
 

超低速メソッド 英語発音トレーニング



リスニングの勉強をする前にまず学ぶべきなのが「発音」です。


言語学的に発音できないものは正確に聞きとれません。


発音の本はたくさんありますが、1番いいのがコチラの本です。口のトレーニングから始まる本格派です。


普通の会話の速度の音源は速すぎて上級者じゃないと聞き取れません。コチラの本は「超低速」とあるように超ゆっくり発音してくれます。

 
「超低速」と「ノーマルスピード」の二つがあり、最初は「超低速」で何回も聞いて慣れると、「ノーマルスピード」が聞き取れるようになります。


DVDで口の動きもチェックでき、真似ることでより正確な発音を体得できます。


口も超ゆっくり動かしてくれるので見て真似しやすいんです。


「動き」と「音」に加えて「言葉」と「絵」でも母音•子音の発音の仕方を説明してくれます。


例を一つ出しましょう。


発音記号で「 i 」という音があります。日本語の「イ」とも「エ」とも違くて、この本によると「イとエの中間」らしいです。(言葉による説明)


発音するときの口の形も確認できます(絵による説明)。自然な状態から「 i 」を発音する口の形までの口の動作をDVDでチェックできます(動きによる説明)。


そして音源を実際聞いて、本当に日本語の「イ」とも「エ」とも違うことを体感できます(音による説明)。


また、リスニング学習には欠かせない「音の消失」「リンキング」「BとV、RとL、SとTHなどの似ている音の聞き分け」も漏らさず紹介しています。


これを知らないと、「スクリプトと実際に発音される音声が全然違うじゃないか!」と混乱してしまうので初学者には助かります。


この本の内容をしっかりカリキュラム通りに実践して体得するには1〜3ヶ月根気よく続ける必要がありますが、一度体得すればリスニングもスピーキングも飛躍的に上達すること間違いないでしょう。

日本人の英語シリーズ



アメリカ出身の日本文学の研究者であり、日本語と英語両方に精通する著者が、学校では教えてくれない英語の論理と感覚を教えてくれるシリーズです。


日本人作者の英語本は巷に溢れてる中、英語ネイティブ作者の英語本はとても貴重な存在です。


「aとtheの違い」「単数形と複数形の違い」などの日本人が理解しにくい部分を、「英語ネイティブの感覚でいったらどう違うのか」という日本人が到底知りえない視点で説明してくれてめちゃめちゃ納得できます。


高校でも予備校でも習ったがいまいち理解できなかった「aとtheの違い」を、自分はこの本で完全に理解することができました。


英文法について「英語ネイティブはこう考えている」というのを日本語で言語化した本はこれくらいじゃないでしょうか?


英語を勉強するなら外せない本ですね。


ちなみに例文を理解するのに中学レベルの英単語を知っとかないといけないので注意です。


コチラは京大英語の参考書(文法、英作文、英単語)をまとめた記事ですが一般の英語学習者にもかなり役立つと思います!受験用の参考書ほど英語をわかりやすく説明してくれてるものはありません! 情報量も申し分ないのでオススメです!
  
 

 
  
  
 

京大模試英語で偏差値70を取った京大生おすすめの英語の参考書まとめ!


こんにちは、京大生ブロガーのゲーテ(@goethe_kyodai)です。


理系でも文系でも問題は同じなので、文理問わず必須とされる英語。


京大受験生向けに私が受験の時に使ったおすすめの英語の参考書 を紹介します!


英語に限らないですが、受験の参考書は色々手を出すより、良書を繰り返しやって血肉化することが大切です。
 
 

 
 
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ユメタン1,2




言わずとしれた英単語帳。これ二つだけでセンターから二次試験まで全部対応できます。CDもついてるのでスキマ時間に活用しましょう。


私はこれを2~3周して全部覚えました。


英語が手付かずの人は英単語帳を潰すことをオススメします。英単語が知らないと、長文はもちろん、リスニングも英作文もできないので。
 
 
ユメタン1、2だけで京大英語は充分ですが、英単語で困りたくないよーって人は3もやっておくといいです。
 
 

 
  

ブレイクスルー総合英語



文法の基礎固め用に使いました。英語の文法はほぼ全部網羅してるので、これを一冊読み切ると心強いです。


これを一冊やると、難解な長文以外すらすら読めるようになりますし、英作文にも大いに役立ちます。


量が多いから、英単語とか長文とかと並行してやるのがオススメです。

Vintage



ブレイクスルー総合英語と並行でやってました。ブレイクスルー総合英語で基礎を固めて、Vintageで応用力をつけるってプランでしたね(成功しました)。


問題数が多いですが、これを2~3周やると、語法文法を網羅できて、センターはもちろん二次試験でも難解な文以外困ることがなくなります。


長文やリスニングで出てくるイディオムが豊富に乗ってるのが良いです。

入試必携英作文



英作文はこれだけをやれば大丈夫でしょう。英作文のエッセンスが全て詰まってます。京大の英作文は、これに書かれてる内容を応用するだけで、合格点に届きます。


これも2~3周やりました。



ポレポレ英文読解プロセス50



最近の京大英語は簡単なので、ポレポレとこれから紹介する英文読解の透視図をやるのはオーバーワークです。


英語が得意もしくは好きな方はやればいいと思います。


50個の難しい英文を、品詞や文法に注目してわかりやすく、理詰めで読み解く方法を丁寧に説明していてわかりやすいです。


これをやっとけば京大模試の長文にも臆することはなくなります。これは2周しました。

英文読解の透視図



ポレポレが簡単に思えてきたらやるのがこれです。京大の英語 25ヵ年を除くと、これが英語の参考書の最高峰です。


ポレポレみたいに、難解な英文を解説していく、という構成になっています。ただしポレポレより難しいです。


京大対策としてはオーバーワークですが、かなりか論理的思考力を鍛えることができるので、他の教科はもちろん今後の人生にも役立つかもしれません。


あと、ポレポレや英文読解の透視図をやることで、品詞や文構造の使い方に敏感になるから、英作文もより形の整った綺麗な文章が書けるようになります。

京大の英語 25ヵ年



上記の参考書をやり尽くしてやることがなくなったら過去問をひたすら解きましょう。


昔の京大英語は今より難しいので、やる必要はないです。最近の10年分だけやれば十分でしょう。


英作文の模範解答は、綺麗すぎるので参考にしなくていいです。高校生であんな英文をかける人はほぼいないので。


注意点としては、英作文は必ずネイティヴかちゃんとした英語の教師に添削してもらわないと意味がないので、自分にではやらないようにしましょう。


自分の裁量で採点してもダメな点がクリティカルに分からないから力が伸びにくいです。


過去問25年分終わってもまだ問題演習したいよーって人は、こちらの京大模試の過去問を解くといいでしょう。
 
 

  
 

参考書で足りない部分はスタディサプリでカバー!


参考書で足りない部分、わからない部分を補うためにオススメなのがオンラインで学べるスタディサプリです。


月額980円(税抜)~で、全国トップクラスのプロ講師陣の授業をいつでもどこでも見ることができるので、スキマ時間に見るといいでしょう。


スタディサプリの他の特典はこうです。
 
 

  • 5教科18科目1万本を超える講義動画がPC、スマホで見放題。
  • 全国140大学の大学過去問が最大3年分、センター問題集が過去7年分、無料でダウンロードできる。
  • 講師こだわりのオリジナルテキストも無料でダウンロード可能。別途購入も可能。
  • 年会費や初期費用も無料。
  • 京大対策講座もある!

  
   
 

まとめ


英語はやればやるほど成績が上がるし、一度上がったら安定します。だから早めにやっておいて成績を上げとくと模試もいい成績が取れて安心感を買えます。


私は英語が好きってこともあって、ユメタン、ブレイクスルー、Vintage、入試必携英作文は二年の秋までには終わらせて、二年の後半から三年の春までにポレポレと英文読解の透視図を二周しました。


そこから浪人して受かるまで、京大模試の英語は偏差値70±3で安定してました。


英語はやればやるほど上がりますが、覚えることが多くて大変です。


いかに計画的に覚えられるか、脳科学的に効率よく覚えられるか、が大事です。


エビングハウスの忘却曲線みたいな脳科学の知識も学びながら、効率よく学んでいくのがいいでしょう。


さっきも言った通り、英語は先にやっとけば、他の科目に集中できるので、後の受験勉強がすごく楽になります。


だから、 本当に早めにやることをお勧めします。
  
  
他の科目の参考書はコチラから!

 
  
 
 
 
  
  
 

京大生の僕が英語を学ぶ6つの理由


こんにちは、京大生ブロガーのゲーテ(@goethe_kyodai)です


今日は京大生の僕が時間をかけて英語を学んでる理由を語っていきたいと思います


目次

 
 



費用対効果が大きいから



何と言ってもこれ!
GPAを上げるための勉強、受験勉強、資格の勉強...世の中にはいろんな種類の勉強かあるがどれも全てが全て役に立つわけではなく、費用対効果はそれほど高くない....。


だけど英語は社会人になってから大いに役に立ちます。社会人の方が英語だけはやっておけと言っているのをよく聞きます。就職でも昇進でも転職でも高い英語力があると有利に働きます。


費用対効果が高いとわかっていたらその分だけ勉強にも力が入ります。費用対効果の大きさを知ってから勉強すると、勉強の質にも影響を与えるんですね。

楽しいから



私自身理系ですが高校生の時は英語が一番得意でした。京大模試でもセンターでも英語だけは高水準を保ってました。


なぜそんな成績を出せるまで勉強できたかというと、楽しいからなんですね。大学生になっても勉強する必要のなくなった英語も毎日やってます。


英単語を1つ知ると理解できる英語の世界が少し広がる。リスニングをやると、英語で聞けるコンテンツが広がる。この未知の世界が広がって行く感覚が好きなんですね。


何もinputせずに1日を終えそうな時でも英単語を1つ覚えればinputになる。日々の充実感も英語を学ぶことで醸し出せます。

英語での情報リテラシーを身につけたいから



インターネットのコンテンツの半分は英語で書かれているそうです。ということは英語ができないとインターネットの半分を使いこなせない


これってだいぶ損ですよね。情報力で差をつけたいならまず英語をやるべきなんです。


日本語で調べても全然出てこなかったのに英語で調べるとすぐに出てきて、数日間お手上げだったプログラミングのバグが一瞬で片付いた、っていう経験をしたことがあります。


英語を使える使えないで、作業効率までにも影響が及んでしまうことがあります。エンジニア志望または現エンジニアは特に一歩上へ進みたいなら英語が大事です。

好きな洋画や海外コメディーを字幕なしで楽しみたいから



中学生の時から映画が大好きで今でも月に5~10本は見てます。映画好きじゃなくても洋画を字幕なしで見たいっていう方は多いと思います。僕もそのうちの一人です。


映画のそのままのセリフの解釈である日本語ではなく、元の英語のセリフそのままで楽しみたい。


ちなみに、リスニング学習をやっていたらわかりますが、洋画の聞き取りは最高難易度です。


幅広いジャンルの英語、色々な訛りの英語を聞き取らなければならないし、スラングも地域特有の固有名詞も多い。さらに洋画の主流がアメリカなため、あらゆる訛りの英語の中で、一番聞き取りにくいアメリカ英語を聞き取れなければなりません。2,3年アメリカに住んでいても洋画は50%しか聞き取れないっていう人も多いそうです。

他の京大生と差をつけたい



英語の勉強を熱心にやる京大生って結構少ないんです。英語嫌いが多い理系は特にです。英語はめんどくさいっていって得意不得意に関わらずやらない人が多いです。


これを僕はチャンスだと思いました。他の京大生の怠惰でやらない英語をやっとけば京大生との競争で有利に立てる!他人の怠惰をチャンスとして活かす!この姿勢英語に限らず他のことでも大切な気がします


特に日本だと鍛えづらいスピーキングをやれば、京大生の中で、希少なスペックを得ることができます。